令和4年 総括

 本年は2月から本堂修繕工事を行いました。昭和45年に建築以来50年余が過ぎ、各所で老朽化がすすんでおりました。社寺建築に精通した職人達の手により、内外装を修繕していただきました。雹(ひょう)被害による銅板屋根の葺き替え工事が追加され、費用拡大が心配されましたが、災害保険の対象となりお陰さまで乗り越えることが出来ました。

 7月、先代住職の増上寺法主引退を前にして、阿部元総理が銃撃により亡くなられました。最後の大仕事としてお葬儀を勤め、法主の大役を全う致しました。在任中お支えいただきました多くの方々に感謝申し上げます。

 令和6年に迎える浄土宗開宗850年に向け、ご本尊の光背(こうはい)制作を発願し、檀信徒の皆様に寄付をお願い致しました。12月16日滋賀県の仏師を尋ね、制作中の光背木地を見てまいりました。木地の素晴らしい出来、多くの檀信徒の皆様からの浄財も集まり、光背完成が楽しみなところです。

世界の平和を願い、檀信徒皆様の平穏を祈念し、新たな年を迎えたいものです。